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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2006年6月6日放送
「国道の維持管理」について(桐生国道維持出張所編)

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市川アナ
市川

こんにちは! FMぐんまの市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。

さて今日は、先週に引き続き4回目となります国土交通省高崎河川国道事務所の出張所を、ご紹介します。県内の17・18・50号の国道の維持管理とバイパス等の建設、神流・烏川など河川管理を行っている高崎河川国道事務所には6つの出張所があります。6つの出張所は、高崎出張所、碓氷出張所、前橋出張所、沼田維持修繕出張所、桐生国道維持出張所、渋川国道出張所となっていまして、これまで沼田・碓氷・前橋出張所と紹介してきました。

今日は桐生国道維持出張所をについて紹介します。

桐生国道維持出張所はみどり市阿佐美、JR両毛線岩宿駅から国道50号方面に徒歩5分のところに事務所があります。

事務所の歴史は比較的浅く、昭和43年4月に国道50号桐生バイパスの工事を担当するため開設されました。その後昭和54年4月には国道17号上武道路の工事も担当し、現在両国道の維持管理を行っています。

その範囲は、50号は、伊勢崎市赤堀(前橋市との市境)から太田市植木野町(栃木県との県境)までの約23.2km。上武道路は深谷市高島(埼玉県側に140m入ったところ)から伊勢崎市波志江町(前橋市との市境)まで約19.4km。あわせてると約43kmを管理しています。

現在出張所の主な工事は電線類を地中化する、電線共同溝工事(C・C・BOX)が進められています。電柱によって地上に張り巡らされている電線類は、街の空を狭くし景観を損ねるうえ、火災発生時における消火活動の妨げとなり、さらに、台風・地震などの災害時に切断され感電による二次災害を招くなど、多くの問題を抱えています。これらを解決するのが、電線類をまとめて歩道の地下に収容する施設「電線共同溝(C・C・BOX)」です。

平成7年1月に発生した阪神大震災においては、電柱が倒壊し、復旧時において電力の供給が遅れるなど人々の生活に大きな影響を与えました。こうした経験を活かし、電線類の地中化により安定したライフラインを実現します。

また、電柱や電線類が無くなると信号機や道路標識が見やすくなるうえ、歩道が広く使えるためベビーカーや車いすを利用する人にも安全で利用しやすいバリアフリーの歩行空間が誕生します。

ただし、実際の工事では電線類を地下に埋めるといっても簡単なものではありません。私たちの暮らしを支えているガスや水道、下水道といった施設がすでに埋まっている場合が多く、これらの施設の移設も含め、綿密な工事計画や移設工事に時間を要する場合もあります。現在桐生市広沢町、国道50号と国道122号の交差点前後の整備を実施していますが、工事期間中は長い間ご迷惑をおかけしますがご協力お願いします。

さて、それでは今日の「知ットク マメ知識」です。先ほど電線類をまとめて地下に収容する施設電線共同溝を「C・C・BOX」と言っていましたがどういった意味なのでしょう? それでは、「知ットク先生」に聞いてみましょう。

「知ットク先生」!!

先生

はい、説明しましょう。C・C・BOXの最初のCにはCommunity(地域・共同)、Communication(通信・伝達)、Compact(コンパクト)の意味が込められています。

2番目のCはCable(ケーブル)を表しています。

そしてBOXはおわかりのとおり箱です。ケーブルの取出しや作業用にコンクリート製の箱をある程度の間隔で埋設します。これらを略してC・C・BOXとなります。

市川

なるほど。

先生

誰もが楽しく安全に暮らし、心地よい都市空間を可能にするのがC・C・BOXです。

市川

整備が進むのが楽しみですね。

知っとく先生の「知ットク マメ知識」でした。みなさんも知っとく先生に聞きたい疑問や質問を番組あてどしどしお寄せ下さいね。

知ットクかわみちサイト、今週は市阿佐美にある「桐生国道維持出張所」をご紹介しました。

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