ナビゲーションを読み飛ばして、このページの内容を見るには下記リンクをご利用ください。

地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2006年5月30日放送
「国道の維持管理」について(前橋出張所編)

FMぐんまロゴマーク
市川アナ
市川

みなさんこんにちは! FMぐんまの市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。

さて今日は、3回目となります国土交通省高崎河川国道事務所の出張所を、ご紹介します。県内の17・18・50号の国道の維持管理とバイパス等の建設、神流・烏川など河川管理を行っている高崎河川国道事務所には6つの出張所があります。6つの出張所は、高崎出張所、碓氷出張所、前橋出張所、沼田維持修繕出張所、桐生国道維持出張所、渋川国道出張所となっていまして、これまで沼田・碓氷出張所と紹介してきました。

今日は前橋出張所をについて紹介します。

前橋出張所は前橋市元総社町、JR上越線新前橋駅下車徒歩6分、市町村会館と運転免許試験所の間に事務所があります。

事務所は昭和35年4月に、高崎市並榎町から前橋市石倉町間の高崎、前橋バイパス道路(現在の17号)の工事を担当するため開設されました。現在は、国道17号(上武道路含む)と50号の管理を担当しています。17号は、高崎市並榎町(18号と分かれるところ)から渋川市金井(吾妻橋南詰まで)までの約26.4kmと鯉沢バイパスの一部0.6km。上武道路の前橋市飯土井町(伊勢崎市境)から前橋市江木町まで6.7km。50号は、前橋市本町1丁目(17号から分かれるところ)から前橋市東大室町(伊勢崎市境)まで12.3kmを担当しており、合わせると約40km、県内の中心部を通過する国道のほとんどの区間を管理しています。

このため自動車の交通量が多く、慢性的な渋滞をおこしている箇所について担当するところが多くなります。具体的な取り組みを紹介しますと、現在出張所で進めているのが群馬大橋拡幅で、事業の全体区間は国道17号のNHK前交差点から本町1丁目交差点までの区間約2,400mになります。平成11年2月に群馬大橋の新橋が完成し、石倉3丁目の交差点から県庁南交差点までは5車線で供用されていますが、その先の表町一丁目交差点までの拡幅工事をしています。区間内は1日当たり約7万台という県内でも有数の交通量で慢性的に渋滞が発生しています。拡幅工事が完成すると、渋滞が無くなるとともに、車の流れがスムーズ化し走行速度が向上することで地球温暖化の主要な原因である二酸化炭素(CO2)の車から出る排出量も減ります。事業区間の渋滞が解消することで年間約510トン削減できます。この削減量は日比谷公園3個分に等しい森林約48ヘクタールが吸収するCO2に相当します。

また、既存の施設を利用した取り組みとして、前橋駅周辺の50号と17号に設置されているバス優先レーンのカラー舗装を行いました。これは、両路線とも交通量が多く交通混雑が生じているため、バスレーンをカラー舗装にし、一般車線とバスレーンの区別を明確にすることで、バスの定時運行を向上させ利用者の転換を図ることを目的に実施しました。カラー舗装の色彩については、平成15年度に色彩デザインに関する有識者から構成される懇談会を開催し策定した指針を基に、県警と協議し周囲の樹木や建物より彩度を抑えつつ、アスファルトの暗いグレーに対して視認性を確保する観点より、明度の高いグレー(明るいグレー)に選定しました。バス優先レーンの優先時間は、朝7:00〜8:30、夕方の5:00〜6:00です。この時間帯に通行される方はバス優先レーンにご協力願います。

さて、それでは今日の「知ットク マメ知識」です。先ほど渋滞が解消することで、地球温暖化の原因にもなっている二酸化炭素CO2が削減されるという話がありましたが、自動車の走行速度によってどのくらいかわるのでしょうか? それでは、「知ットク先生」に聞いてみましょう。

「知ットク先生」!!

先生

はい、説明しましょう。たとえば、自動車が時速20kmで走行する場合と、時速60km で走行する場合を比較すると、二酸化炭素の排出量が約6割少なくなります。また同じように、ガソリンの消費量(燃費)は約半分になります。

市川

そんなに変わるんですか。

先生

そうなんです。地球温暖化対策の運輸部門における対策として、交差点改良等の道路整備が実施されているんですよ。

市川

なるほど。地球にも家庭にもやさしくなるんですね。

知っとく先生の「知ットク マメ知識」でした。みなさんも知っとく先生に聞きたい 疑問や質問を番組あてどしどしお寄せ下さいね。

知ットクかわみちサイト、今週は前橋市元総社町にある「前橋出張所」をご紹介しました。

お役立ちデータベース
関連機関の情報(外部)