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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2006年2月14日放送
「関東広域情報ネットワーク構想」について

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市川アナ
市川

おはようございます! FMぐんまの市川まどかです。

この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。

先週の放送では、国土交通省関東地方整備局が先月17日から31日まで行った『IT防災訓練』についてお伝えしました。

IT防災訓練はその名のとおり光ファイバーやそれを利用したインターネットなどITを活用した防災訓練です。いざ災害が発生した時に情報収集と情報の配信がすばやく行われ、各防災機関やマスコミなどが情報を共有して、リアルタイムで多様な情報提供が可能になるよう訓練をしたわけですね。

現在、それを可能にするための光ファイバーなどの公共情報通信の基盤の整備と情報ネットワワークづくりが着々と進められています。「関東広域情報ネット構想」と呼ばれる計画です。今日はこの構想についてお伝えします。

「関東広域情報ネット構想」は災害時のあらゆる情報を収集して関係機関の間での共有や意志決定に役立て、様々なメディアを通じて、市民の皆さんにリアルタイムで提供できる情報ネットワークの プランです。

また、このネットワークは、災害時だけではなく日常からの河川利用などの様々な地域作づくりの活動にも利用できることを目指しています。そして、国土交通省関東地方整備局と各県や各市町村などの自治体、気象台などの防災関係機関、それに放送局やケーブルテレビ・民間企業など各方面の機関が連携して計画を進めています。

この構想には大きな4つの柱があります。まず1つは関東全域の防災・危機管理の情報ネットワークの基盤整備です。2つ目は多様なメディアを通じた災害時または日常のリアルタイム情報サービスの高度化。市民の皆さんはラジオ・テレビ・携帯電話など色々なメディアからの情報入手が可能になります。

そして3つ目は、市民の皆さんが参加できる様な双方向コミュニケーションの推進。

最後は広域の自治体の情報ハイウェイ=つまり高度な情報通信ネットワーク整備の支援や広域連携の支援となっています。

こうした、4本の柱に沿って計画は着々と進められています。災害時の被害防止だけではなく、日常生活をより便利に豊かにするめにも計画が早く達成される様願いたいですね。

さて、このコーナーでは今日から「知ットク マメ知識」をスタートします。皆さんが普段、疑問に思っていることなどを取り上げてその内容をなるべく分かりやすく説明していきたいと思います。「知ットク マメ知識」第一回の今日は「光ケーブル」です。さて、「光ケーブル」。一体どんなものでどんな機能があるのでしょうか。

それでは、今日が初登場の「知ットク先生」に聞いてみましょう。

「知ットク先生」!!

先生

はい、説明しましょう。

「光ケーブル」。正式には「光ファイバーケーブル」といいます。中には「レーザー光線」が通っています。「光ファイバーケーブル」は従来の電話線に使われている通信ケーブルの数百分の1太さ、髪の毛一本位の太さのガラス=石英で出来ています。その髪の毛一本の太さであるにも関わらず、レーザー光線で情報を伝達するため電話回線なら何と2000回線以上のデータを送ることができますし、非常に早い通信速度をもった優れものです。電柱に架設するケーブルは10本から1000本のケーブルをまとめて1本のケーブルにしていますから、瞬時に膨大な量の情報が送れます。

市川

市川 それで、今急ピッチで「光ケーブル」の敷設が進んでいるんですね。知っとく先生の「知ットク マメ知識」でした。みなさんも知っとく先生に聞きたい疑問や質問番組宛どしどしお寄せ下さいね。

今週は「国土交通省の「関東広域情報ネットワーク構想」についてお伝えしました。

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