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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2006年2月7日放送
「IT防災訓練」について

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市川アナ
市川

おはようございます! FMぐんまの市川まどかです。

この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。

この冬は雪が多く、新潟県や本県北部をはじめいわゆる「雪国」といわれるところでは何十年ぶりという大雪になっていまして日常生活にも支障をきたしています。地震や台風、洪水と並んでまさに「雪害」が発生しています。

こうした中、国土交通省関東地方整備局ではこの程、災害時に備えて『IT防災訓練』行いました。群馬県内では地震や洪水、雪害や土砂災害などと合わせ、浅間山などの火山の噴火に対しても日頃の備えが必要です。きょうはこの程実施された『IT防災訓練』についてご紹介します

『IT防災訓練』は 先月1月の17日から31日にかけて行われました。IT防災訓練はその名のとおり光ファイバーやそれを利用したインターネットなどITを活用した防災訓練で、平成13年に全国で初めて実施されました。今年で6回目となります。

群馬県地区では1月24日に訓練が行われました。この訓練では、本県群馬と長野県境にある「浅間山」が噴火し、火山活動レベル3になったことを想定しての訓練でした。まだ、皆さん記憶に新しいと思いますが、一昨年の9月1日に浅間山が21年ぶり噴火し、活動レベルが3になりましたよね。現在はレベル2に鎮静化していますが、日本でも有数の活火山ですので「もしも」に備えて置くに越したことはありません。

この時の訓練では気象台や長野県の国道事務所、群馬県や長野原町、嬬恋村などが参加しました。訓練では、火山情報の各機関への一斉メール、ライブ映像による浅間山と道路の状況把握、テレビ局へのライブ映像配信とラジオ局への情報提供、それにインターネットを利用して防災ポータルサイトでの情報収集と情報の共有などの訓練が行われました。

現在、光ファイバーなどの公共情報通信の基盤の整備と情報ネットワークづくりが着々と進められています。これからは、いざ災害に遭遇したときに情報収集と情報の配信が一元化された形で行われ、このことにより、各防災機関やマスコミなどが情報を共有できて、リアルタイムで多様な情報提供が可能になります。

情報を受ける側も、テレビやラジオからはリアルタイムの映像や情報をキャッチできますし、インターネットなどで最新の映像や情報を知ることができるようになります。災害が起こる前にこうした訓練や実証を行うことは本当に大事なことですよね。

きょうは先月行われた国土交通省高崎河川国道事務所の「IT防災訓練」についてお伝えしました。

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