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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2006年1月31日放送
「雪道で立ち往生した時の脱出方法」について

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市川アナ
市川

おはようございます! FMぐんまの市川まどかです。

この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。

さて、先週は「雪道ドライブの際に持っていると便利なもの」についてお話しました。冬の雪道は渋滞やスリップ事故などとかくトラブルが多く発生しがちです。雪の多い地方に出かけられる方、細心の注意を払って「安全運転」でお出かけいただきたいと思います。

さて、今日はその続きといいますか、運悪くスタック=いわゆる立ち往生をしてしまった場合の脱出方法などについてお話しします。

ひと口にスタックしたと言いましても、その状況によって対処方法が変わってきます。スリップして動けない場合、新雪に埋もれてしまって動けない時、雪の塊に乗り上げてしまって動けない、脱輪して動けない、完全に道路から外れてしまった、どうしても脱出が出来ない場合など様々なケースがあります。

まず、スリップして動けなくなった場合。こうした時にはゆっくりと振り子のように小刻みに前進とバックを繰り返し、雪を踏み固めながら脱出します。タイヤの下にチェーンや緊急脱出用のヘルパー=樹脂製の板をしきゆっくりとアクセルを踏むと脱出できる場合があります。また、タイヤの空気を少しだけ抜いて、接地面を広くすると効果があります。あとでなるべく早くガソリンスタンドなどで空気を正常に戻すことをお忘れなく!!

雪に埋もれて動けなくなった場合も、スコップなどで雪をかき出して後はスリップして動けない場合と同じように脱出を試みてください。

つづいて雪の塊に乗り上げて動けなくなった場合。この場合はスコップなどで少しずつ雪をかき出して、タイヤを着地させて、ゆっくりと脱出をはかって下さい。

側溝などに脱輪した場合。前輪駆動の車で後輪が脱輪したのであれば、他の人に後ろから押してもらうだけでも効果的です。駆動輪が脱輪した時や片側の前後のタイヤがともに脱輪した場合はジャッキで路面の高さまで車を持ち上げ、駆動輪と道路の間に板などをはさんで、ゆっくりと発進してください。ジャッキは発進の前に必ず取り外して下さい。

完全に道路から外れてしまった場合はどうしたらよいのでしょう。林に突っ込んでしまったり、崖から転落した場合は、すぐにエンジンを切り、ケガがないか確認します。そして車の燃料が漏れていないかも確認しましょう。体や車に異常がある場合は通りかかった人に助けを求めるか、119番通報しましょう。

そしておしまいに、どうしても脱出できない場合。これまでご紹介したどの方法でも脱出出来ない場合は、JAFやロードサービスに連絡しましょう。

雪道で立ち往生した場合の脱出の方法をご紹介しましたがトラブルに巻き込まれないためにも冬用タイヤの装着や早めのチェーン装着が大切ですね。滑り止めとして脱出用の砂を車に積んで置くのも効果があると思います。

最後に脱出後の後始末ですが脱出につかった板や砂などは片付けましょう。もし、ガードレールや塀などを壊してしまった時には、道路管理者や所有者に必ず連絡しましょう。

今週は「雪道で立ち往生した時の脱出方法」をご紹介しました。ルールを守って安全が第一です。どうぞ安全運転でお出かけ下さい。

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