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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2006年1月3日放送
「冬場の除雪作業」について

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市川アナ
市川

みなさん明けましておめでとうございます! 市川まどかです。

2006年がスタートしましたね。新たな希望や期待を胸に皆さん新年をお過ごしのことと思います。番組の方も今年からリニューアル致しました。河川や道路にスポットあてて番組を進行して行くことには変わりはありませんが、私市川ひとりで番組をすすめてまいります。皆さんの疑問や質問にもお答えして行こうと思いますので、どうぞメールやファックスお寄せ下さい。それではリニューアル後の記念すべき最初の放送、早速進めてまいりましょう。

今年の冬は暖冬といわれていたんですが、北部山沿いでは年末から大雪になっていまして、全国でも多くのところで積雪の記録を作りました。そこで今日は「冬場の除雪作業」についてご紹介します。

雪の多いところでは、大量の積雪がありますと通行止めや交通渋滞の発生など日常生活に大きな影響がでてきます。

1月ということで雪も本番!となります。高崎河川国道事務所ではどのような体制でこの季節に対応しているのかと申しますと高崎河川国道事務所では群馬県内の国道17号や18号を管理していまして、当然その中には三国峠や碓氷バイパスも入ります。特に三国峠は県内でも有数の豪雪地帯です。そこで、冬期の安全で円滑な交通の確保のために日夜除雪作業への取り組みが必要となります。

それも24時間体制での取り組みということになります。雪は昼も夜も降りますし、道路は24時間利用可能でないといけませんから、冬期の間は24時間体制で融雪剤や滑り止めをまいたり、除雪車を出動させたりとすぐに出動できる体制をとっているわけです。この冬は雪が多く、国道17号の三国峠以北では去年の11月19日には早くも除雪車が出動しました。前のシーズンより11日も早い初出動だったということです。本当に大変な作業ですよね。それでは、国土交通省では「雪対策」として具体的にどのようなことを行っているのか ご紹介しましょう。

例えばそろそろ雪が降りそうだな、という時。

まず気温が下がったり、雪が降りそうになった時は、路面がなるべく凍結しないように塩化ナトリウムなどの特殊な凍結防止剤をまく凍結防止剤散布車を出動させます。よく塩がまかれる、など言われているものです。凍結防止剤の主成分は塩ですので車などのサビの原因となるなどドライバーから敬遠されがちですが、スリップ事故などを防ぐためにもどうしても必要なものですのでご理解下さいということでした。

そこで、 ドライバーの皆さんはスキーなどに行ったら 必ず車の下まわりを洗って下さい。車のサビの原因になります。

次に雪がどんどん降って道路に積もってくるといよいよ雪かきを行います。巨大なブレードという大きな雪かきのついた除雪トラックや除雪グレーダといった除雪車が登場し、道路の脇などに雪をどけていきます。雪をどけるわけですから当然、脇にどけられた雪がいっぱいになってしまいます。

そこで登場するのがロータリ除雪車と呼ばれる除雪車です。この除雪車、前面に大きく空いたロータリ部分で雪を砕きながら巻き 込んで、上に付いている 排出口(シュート)から雪を飛ばします。谷側に雪を落としたり、並んで走るトラックに雪を積んだりすることもあります。

大雪を相手に事故のないように慎重に作業をしなければなりませんから、どうしてもゆっくりとしたスピードになります。後ろにつく車は細心の注意が必要です。実際、除雪車への追突事故などもおこっています。また、除雪車を追い越していく際にも対向車との正面衝突の危険性もありますので、近づきすぎや追い越しには十分注意をお願いします。

また、よく上り坂の途中で立ち往生し、チェーンの装着を行っている車などがありますと除雪作業の妨げになってしまいます。雪道ではチェーンの装着や冬用タイヤなどは絶対必要です。雪道になったら早めのチェーン装着を安全な場所で行って下さい。

今週は「冬場の除雪作業」などについてお送りしました。皆さん、雪のシーズンはまだまだ続きます。どうぞ安全運転でお出かけ下さい。

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