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国道464号(北千葉道路(市川・松戸))

一般国道464号北千葉道路(市川・松戸)は、首都圏と成田国際空港を結ぶ最短ルートを形成する重要な道路の一部区間であり、渋滞緩和や交通事故の削減のほか、東京外かく環状道路と直結して自動車専用道路ネットワークを形成することで首都圏へのアクセス性の向上や地域産業の支援を図る千葉県市川市堀之内から同市大町までの延長3.5kmの道路です。

平面図

平面図

北千葉道路(市川・松戸)の構造

専用部(自動車専用道路、4車線)と一般部(一般国道、4車線)を整備し、専用部は区間によってトンネル構造、高架構造になります。
沿道環境や安全性を考慮し、地域にやさしい道路を目指して整備を進めてまいります。

北千葉道路(市川・松戸)の標準断面図

北千葉道路(市川・松戸)に期待される効果

地域の幹線道路の慢性的な渋滞の緩和
一般国道464号(松戸隧道~高塚十字路)の周辺では、国道298号や外環道に向かう交通で混雑が発生し、京葉JCTや三郷JCTまでのアクセス性が低下しています。
北千葉道路(市川・松戸)が整備されることで、成田空港と都心方向を結ぶ輸送の安定性が向上し、交通転換により国道464号の渋滞が緩和されるほか、国道464号から東京外環への最短経路となり、首都圏と各方面とのアクセス性が向上します。

地域の幹線道路の慢性的な渋滞の緩和

交通混雑による交通事故の緩和
一般国道464号(松戸隧道~高塚十字路)の死傷事故率は、千葉県内の平均を上回り、渋滞が要因の一つとして考えられる追突事故が約4割を占めています。
北千葉道路(市川・松戸)が整備され国道464号の渋滞が緩和することで、追突事故が減少し、走行の安全性が向上します。

交通混雑による交通事故の緩和

地域産業の拠点から高規格幹線道路へのアクセスが向上
松戸市や市川市には物流拠点等となる工業団地や工場など、地域産業を支える拠点が多く存在します。しかし、沿線地帯はICアクセスの空白地帯となっており、産業活動を担う物流交通の高規格幹線道路へのアクセス性が低い状況です。
北千葉道路(市川・松戸)の整備により、高速道路アクセスが向上し、円滑な移動が図られることで、企業誘致の支援につながります。

地域産業の拠点から高規格幹線道路へのアクセスが向上

地域インタビュー(市川商工会議所)

市川商工会議所 大貫氏、木村氏、南雲氏 市川商工会議所 大貫氏、木村氏、南雲氏

~市川商工会議所 大貫氏、木村氏、南雲氏へのインタビュー~

Q.近隣の道路ネットワークの現状について問題点や要望等はありますか?
 市川市内の道路は、道路の幅が狭いように感じられます。特に木下街道や船橋我孫子線などは、自転車が車道を走ると、かなり危険に感じられます。これらの県道等の交通量を減らし、渋滞を緩和するためにも北千葉道路は非常に有益だと思います。

Q.北千葉道路(市川・松戸)に対して期待することはありますか?
 外環ができて県道市川松戸線の渋滞は大きく改善しましたが、国分や曽谷辺りでは渋滞が目立ちます。北千葉道路ができれば渋滞が緩和されるのではないかと期待しています。また、渋滞の緩和はドライバーの時間外労働の短縮にも有効と考えています。

地域インタビュー(松戸商工会議所)

松戸商工会議所 工業部会長 松菱則嗣氏 松戸商工会議所 工業部会長 松菱則嗣氏

~松戸商工会議所 工業部会長 松菱則嗣氏へのインタビュー~

Q.北千葉道路周辺の道路ネットワークや地域の道路に対して、どういった点を課題に感じていますか?
 松戸市内の企業は、商圏が千葉県内だけでなく首都圏や北関東など広域であることが特徴で、外環の千葉県区間が開通したことで移動が便利になりましたが、外環のインターチェンジへ行くルートが限られ、混雑しています。また、工業団地の周辺では小学校付近の生活道路を抜け道として利用する車両も多く、事故の危険性が心配されます。

Q.北千葉道路(市川・松戸)に対してどういったことを要望・期待しますか?
 渋滞の解消なども期待していますが、特に期待することは地域の活性化です。松戸市が工業的により発展することにつながってほしいと思っています。
 また、松戸や市川の「梨」がもっと有名になることも願っており、農業も物流の効率化により活性化して、それらが地域の発展につながっていくことを期待しています。

令和5年度事業

調査設計

関連リンク(他の北千葉道路の区間等)

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