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平成21年度開催ツアー報告
-スノーシューで歩く雪の世界 “酸性のお話と湯川源流探検”-
今回のツアーは、スノーシューという西洋かんじきを履いて雪の中を歩いてみます。
まずは、品木ダム水質管理所での専門家の方の「酸性」に関するお話がありました。実際に鉄釘を8時間温泉に浸しておいたものがあり、すでに黒い酸化鉄が発生していました。草津温泉がいかに酸性が強く、その酸の力をよ~く確認できました。
「酸」に関するレクチャーを受けて、いざ自然の中へと向かいました。
今回は、草津温泉の入り口付近にある草津道の駅から石尊山方向に向かって歩いてみました。スノーシューを初めて体験する方もいましたが、皆さん自分でしっかり装着できました。
森の中から水が流れている場所にぶつかりました。この水は、温泉なのか、それとも・・・・。
参加者の「草が生えているから、飲めるんじゃないの」
専門家の方にpHを計測してもらいました。ほぼ中和状態、飲める水でした。
まわりの状況から、水の状態がある程度判断できるのは素晴らしいことです。よく観察している証拠ですから。
このように、ただ歩くだけでなく、周りの自然を観察したり、五感で感じてみたりしながら、進んでいきました。
スノーシューを履いて、雪の中を歩くのは、少し歩きにくいです。でも、この歩きにくさが脳にとてもいい刺激を与えてくれます。そして、とてもいい汗をかきました。
他では体験できない自然療法を取り入れたツアーですので、皆さんとても満足されたようです。
インタープリター:高山正明