広報・広聴活動
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Q&A
26.川をきれいにする工夫は何ですか?(2004.6.7)
小学5年生 Kさんからの質問
こんにちは!質問ありがとう。
川はきれいなものです。それがなぜよごれているのでしょうか。
なぜを考えて、消していくことが大切です。
では川をよごしているものはなんでしょうか。
(1)ゴミ
そうです。川にゴミをすてる、道路にすてられたゴミも道路の横の溝(みぞ)を通って川に流れているのです。
(2)排水
そうです。下水道や処理施設の設備されていない地域からの雑排水(おふろの水、洗たくした水、お皿など食器を洗った水、そしてトイレの水など)は、川をよごす原因となっています。
(3)工場からの排水
昔は、川をきたなくする原因の第一位でした。でも今は排水する前にきちんと処理をしていますので、川をきたなくしてはいません。
(4)田畑からの水
分かりますか?田んぼや畑で使われている除草剤や殺虫剤が、雨にまじって川に流れているのです。
(5)不法投棄物(ふほうとうきぶつ)
不法投棄物とは、法に反して捨てられた様々なもので、コンクリートや木材、アスファルトなどの建設工事にともなって出てきたゴミや有害なものがドラム缶などに入れられて捨てられたものなどをいいます。それらの多くは人目につかない山間部などに埋められています。そこからにじみでた水が、川の源流、最もきれいな場所から汚くしているのです。
それでは、どうしたら川をよごしているものをなくせるでしょうか?
- 不法投棄されたゴミは回収し、正式に処分しなければなりません。
- 田畑では、使う薬の量を減らす工夫がなされています。
- 工場では、水の処理、再利用で排水量を減らしています。
- 家庭からの排水も減らす工夫・きれいにする工夫をしましょう。川をきれいにするため、家庭でできる工夫はたくさんあります。
- 排水を減らす工夫は、水の再利用です。おふろの残り水を洗たくに再利用したり、お米のとぎ汁を草花にあげたりすると、捨てる水の量は少なくなります。
- 次に、水の汚れを少なくする工夫です。
てんぷらなどを作ったあとの油…どうしていますか?そのまま流してしまっては川を汚してしまいますので、固めて捨てるなど流さないようにする工夫が必要です。また、マヨネーズやしょう油、ソースなども洗い流してしまうのではなく、紙やいらない布でふき取ってから洗うようにする工夫も大切です。食べ残しも流さないで、生ゴミとして捨ててください。
- 排水を減らす工夫は、水の再利用です。おふろの残り水を洗たくに再利用したり、お米のとぎ汁を草花にあげたりすると、捨てる水の量は少なくなります。
- ゴミは、きちんと決められた場所に、決められたルールに従って捨てましょう。決められた場所意外に捨てられているゴミを見つけたら、拾って、ゴミ箱に入れてくれたらうれしいな。下館河川事務所では、川をきれいにするために7月10日(土)、河川全体、市町村やボランティア団体等の協力を得て「クリーン大作戦」としてゴミ拾いをします。
一人一人が川をきれいにしようと行動することがもっとも大きな工夫ではないでしょうか。
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