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    14.どうして川の土手には、草を生やしてあるの?(2003.7.14)

    谷和原村の小学3年生Hさんからの質問

    1. どうして川の土手には、草を生やしてあるの?
    2. 洪水で土手は、壊れないのですか?
    こんにちは!
    質問をしてくれてどうもありがとう。早速、Hさんの質問に答えるよ。

    1. 川の堤防(土手)は、基本的に土でできているんだ。 どうして土なのかというと、堤防を作るとその下の基盤(地面)が沈下(ちんか)するから。 これは、豆腐の上に何かおもりを置くと豆腐がへこむのと同じで、 地面も堤防を作るとその下の地面はへこむ(沈下というんだ)から、 その沈下にそって形が変わる土がもっとも材料として適しているんだよ。 また、堤防が壊れたときすぐに直すことができて、土はいつまでも腐ったりしないから今でも利用されているんだ。 ただ、雨が降ったり、洪水によって流れてくる水により、土だけだとすぐに壊れてしまうんだ。 Hさんのおうちの庭で土の山を作って、ジョウロで上から水をかけてみてごらん。 きっとすぐに山は水とともに土が流されて、山は壊れてしまうはずだよ。 そこで、草(芝)を堤防の表面に植えて芝どうしの根っこが、からみ合い、 雨や洪水の水があたっても土が流されないようにしているんだ。  
    2. 洪水の大きさによるところが大きく、Hさんの住んでいる近くの鬼怒川では1/100、小貝川では1/150の確率・・・つまり、小貝川で言えば150年の間に1回発生する洪水の大きさを見込んで 堤防(土手)を作っている最中なんだ。 しかし、今の堤防はこの大きさではまだまだ完成していないんだ。 堤防を作るには堤防を作る地面(土地)の持ち主の理解や大きなお金(税金)が必要になるんだよ。 毎年、少しづつ危ないところから堤防を作っているんだ。 また、計画で見込んでいるより大きな洪水が発生する可能性もあるため、洪水の大きさによっては、堤防(土手)は壊れないとはいえないんだよ。 そのために水防団というそしきがあって、大きな洪水が発生すると堤防の見回りや、水防活動を行って水害を少しでも軽減するように努力しているんだよ。

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