無電柱化の整備方法としては、電線共同溝方式による無電柱化を基本としていますが、整備箇所によっては、十分な歩道幅員が確保できない、または歩道が設置されていない等の理由により、電線共同溝整備が困難な場合には、地中化以外の無電柱化についても整備促進のために整備手法と位置づけられています。
低コスト手法について現在、検討が進められています。詳しくは以下のリンクよりご覧ください。
国土交通省道路局の「無電柱化の推進」の「低コスト手法の検討」[外部サイト]
電線共同溝の構造
・電柱を渡っている電力線、通信(電話)線等をまとめて収容する施設で、主に管路部・特殊部・分岐部・引込部等から構成されます。
・特殊部の上には電気の高圧を低圧に変換する地上機器(変圧器等)が設置されます。
・変圧器の設置方式は、地上機器方式が一般的となります。なお、狭小歩道では柱上式機器方式が採用される場合もあります。
・沿道の各戸へは引込部を通り、電気や通信を引き込む仕組みになっています。
(1)裏配線方式
裏配線方式は、家屋裏側の道路上に設置されている電柱から架空で配線する方法です。表通りのみを無電柱化します。
(2)軒下配線方式
軒下配線方式は、幹線は地中化等により地下収容し、「電気設備に関する技術基準」を遵守しつつ、引込線のみを軒下配線により数件の家屋へ供給する方法です。家屋の軒下に目立たないように配線します。
「地中化手法の変かん」、「地中化以外による無電柱化の説明」、「地上機器の設置の工夫」について詳しくは以下のリンクよりご覧ください。
国土交通省道路局の「無電柱化の推進」の「無電柱化の手法」[外部サイト]
「新たな取り組み」について詳しくは以下のリンクよりご覧ください。
国土交通省道路局の「無電柱化の推進」の「新たな取り組み」[外部サイト]