河川
※1947年(昭和22年)のカスリーン台風から60年目となる2007年(平成19年)11月23日に開催されました。
1947年のカスリーン台風から60年目となる2007年。当時の惨禍を思い起こし、洪水の恐ろしさを再認識するとともに、豊かな利根川の恵みを次世代に継承するため、11月23日、東京都港区の笹川記念会館国際ホールで流域1都5県の知事や関係者が集まり、「利根川サミット」を開催しました。
当日は、金子善次郎(国土交通大臣政務官)の挨拶で開会し、藤吉洋一郎氏(大妻女子大学教授・元NHK解説委員)から基調講演「人間の時間と自然の時間」をいただいた後、武藤洋一氏(上毛新聞社編集局長)をコーディネーターに迎えてパネルディスカッションを実施しました。
テーマは「水のちからを、未来のちからに」。国土交通省関東地方整備局長および茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都の知事や関係者などのパネリストが、カスリーン台風による被災状況の検証や現在の災害対策をもとに、利根川の将来像について語り合いました。
そして、サミット最後には、災害に強い社会づくりや利根川流域が一体となった地域づくりなどを推進する「利根川宣言2007」が、全会一致で採択されました。