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軽井沢六本辻ラウンドアバウト
 ■ラウンドアバウトの概要
  • ラウンドアバウトは、円形の平面交差点の一種です。交差点中心に中央(ちゅうおう)島(じま)が配置され、その周辺を円形の「環道(かんどう)」と、交差点に接続する道路が配置されており、交差点内での信号制御はありません。 
  • 交差点内は、環道交通が優先され、環道に侵入する交通は、徐行または一時停止をします。
  • 環道交通は、時計回りの一方通行であり、信号や一時停止の規制は受けません。  

図 ラウンドアバウトの概要

 
写真 海外のラウンドアバウトの例
 ■安全性能の効果
 ○歩行者に対する効果
 @交差点での歩行者の安全性が向上します!
  • 交差点付近で車両が低速度となるため、歩行者がより安全に横断できます。
  • 交通島が待機所となるため、1回につき1方向を確認すればよくなります(2段階横断)。
○車両(ドライバー)に対する効果
 A交差点での車両の安全性が向上します!
  • 信号交差点と比べ、車両同士の交錯する点が少なく交差する点はないことから、ドライバーの負担が軽減します。
  • 交差点内や周辺で低速度となり、また一方通行のため、仮に衝突しても重大事故は起こりにくくなります。
 B燃料消費、CO2排出量が抑制されます!
  • 信号制御がないため、交差点での停止時間が短く、発進時の急加速も抑えられることから、燃料消費やCO2の排出量などが抑制されます。
 C沿道へのアクセスが向上します!
  • 一定区間に連続して設置した場合、ラウンドアバウトでのUターンが容易になります。
  • 反対車線の沿道への右折待ち車両を抑制することができます。
 
   
写真 2段階歩道の例


 

図 信号交差点とラウンドアバウトの
CO
2排出量の比較
※実信号交差点及び模擬ラウンドアバウトにおいて行われた
    プローブ走行調査結果から、それぞれのCO
2排出
 
 (出典:吉岡ら「実車走行実験に基づくラウンドアバウトと信号
    交差点のCO2排出量の比較分析」、第43回土木計画学研究発表会)
 ■その他の効果
 D騒音が抑制されます!
  • 交差点付近で車両が低速度となるため、騒音が低減されます。
  • 生活道路への入り口に設置されることにより、通過交通や大型車両の生活道路への侵入が抑制されます。
 E景観形成や付近のランドマークになります!
  • 中央島を、地域コミュニティーの入り口や中心部を表すシンボルとして活用できます。
  • 中央島の空間を利用して、景観形成を図ることができます。
 F交差点入口の道幅が抑制されます!
  • 交差点の右折レーンがなくなり、交差点入口の道幅が抑制され、新たな歩行者空間が生まれます。
 G信号機の運営、修繕コストが削減されます!
  • 信号機の設置やメンテナンスが不要となり、コストが削減されます。
 H災害時の対応力が向上します!
  • 信号機がないため、災害による停電の影響をうけることなく、交差点としての機能を発揮します。
  • 災害警報発令時に避難する場合、進行方向と逆方向へのUターンがスムーズに行えます。