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かわづくり

  • 伝統的治水施設の保全と整備

    伝統河川工法

    初代重高による雁堤工事の着手

    端林寺にある古郡家累代の墓 端林寺にある古郡家累代の墓

     古郡氏の当主であった古郡重高は加島荘籠下村の領地を洪水から護るため元和7年(1621)に富士川の治水工事に着手しました。その後、彼は駿河藩から代官に推されます。その後、家督を嗣いだ子息の古郡重政も父の遺志を継いで富士川の治水に努めました。古郡重政は、治水に力を注ぐとともに、灌概の用水の確保にも努力し寛永17年(1640)には用水路拡張も行いました。治水、利水の効果があって石高は千百石まで上がりました。しかし、万治3年(1660)に未曾有の大洪水が起こり古郡氏がlOO年を費やして開墾した水田、畑が濁流と土砂に躁踊されてしまいました。古郡重政は新たな治水事業に努めましたがその中途において世を去りました、寛文4年古郡孫大夫重政は享年66歳でした。家督は子息の古郡重年が継ぎました。

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