みちづくり
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中部横断自動車道(富沢~六郷)
整備効果2:ネットワーク充実
農・海産物の供給促進
●中部横断自動車道の沿線は様々な果物が年間を通じて
生産されているフルーツ王国
→・中部横断自動車道により、荷傷みしやすい果物を味の
良い完熟した状態で産地直送
・山梨県産のぶどう、ももの現在の主な出荷先は東京で
あるが、中部横断自動車道開通により、東海地域への
販路拡大に期待
●静岡県と長野県の生鮮野菜の出荷時期の違いを利用
し、鮮度の良い野菜の提供
・静岡県:冬~春にかけて野菜を出荷
・長野県:夏~秋にかけて高原野菜を出荷
→両地域が中部横断自動車道で結ばれると、年間を通じ
て鮮度の良い野菜の提供が期待
●山梨県で利用される鮮魚の多くは、静岡県が産地
資料:平成17年 農林水産省 農林水産統計データ
資料:「平成14年 市場年報」 甲府市中央卸売市場高次救急医療施設等の選択肢拡大
中部横断自動車道の利用により、身延町、南部町に住む人たちが、高次救急医療施設まで1時間以内に到着できるようになります。例えば、身延町から一般道を利用して静岡赤十字病院まで通院する場合、通過する交差点の数は74箇所でしたが、中部横断自動車道の利用により、通過する交差点の数が31箇所まで減少し、迅速かつ安定した移動ができるようになります。
産業の発展
中部地区の工業団地の多くは、高速道路沿線に立地しています。全国的にも約7割の工場がインターチェンジから10km以内に立地しており、中部横断自動車道のインターチェンジ周辺への工場進出が期待されます。特に山梨県・長野県は製造品出荷額等において電気機械と精密機械の占める割合が高く、全国平均の 19%に対して山梨県が40%、長野県が51%となっています。これらの輸送に、中部横断自動車道の利用が期待されます。
左 資料:「広域関東圏企業誘致ガイドブック2003」および「産業データブック2002」
右 資料:「工場立地動向調査」(財)日本立地センター