京浜河川事務所ホーム > 多摩川 > 多摩川で学ぶ、遊ぶ、参加する > 多摩川リバーミュージアム > (TRM) 多摩川流域全体の概要

多摩川

  • 多摩川で学ぶ、遊ぶ、参加する

    多摩川リバーミュージアム

    (TRM) 多摩川流域全体の概要

    1.多摩川流域の概要

    多摩川流域図 多摩川流域図

    (1)多摩川流域の概要

    多摩川流域図 拡大図[PDF:966KB]


    多摩川流域の概要
    多摩川の「水流実態解明プロジェクト」のページへ移動します。
    『川の流れ、その由来と行方を知ろう 〜多摩川流域 水流実態解明プロジェクト 行動指針/計画〜』
    第1編水流実態解明編の、第1章多摩川の概要をご覧ください。

    フォトリバー
    多摩川の経年変化を確認するため、京浜河川事務所では定期的に空中写真の撮影を行っています。
    空から見た多摩川・浅川の写真集です。
     

    (2)多摩川の水質

     江戸時代には、多摩川の水は玉川上水を経て江戸市街の上水としてそのまま利用されていたため、幕府による厳重な管理下におかれ清流が維持されていました。また、多摩川中流部では清流の中で、鮎漁なども盛んに行われていました。
     しかし、明治時代になると東京への急速な人口と産業の集中に伴い、水道用水の需要が高まる一方、汚濁物などの混入により多摩川の水や上水の水質汚濁が目立ち始めます。また、関東大震災や第ニ次世界大戦後には、沿岸の工業や住宅市街地が急速に進展する一方、下水道の整備が立ち遅れ、多量の生活排水が流れ込んだ結果、水質は徐々に悪化しました。
     特に、昭和30年代後半(1960年頃)には多摩川の水質は悪化の一途をたどり、昭和40年代以降はBOD(75%値)が常に環境基準を達成できない状況が続きました。その後、工場等の排水規制、流域下水道の整備、洗剤などの改良、河川管理者による河川浄化施設の設置などにより改善され、近年はすべての水質観測地点において、BOD(75%値)が環境基準値を満足しています。

    京浜河川事務所管内における水質調査結果は、こちらから

    多摩川主要地点水質経年変化図 多摩川主要地点水質経年変化図

    2.多摩川本川の自然環境の特徴

     コゴメヤナギ コゴメヤナギ イヌコリヤナギ イヌコリヤナギ

    (1)多摩川の植生【上流〜中流部(河口から約62〜31km】
    多摩川植生区分上流から中流部


     羽村地区や福生・拝島にかけての中流域は、上流から運搬された砂礫が堆積し、河辺植生も多彩になります。秋川の合流点である拝島橋付近は川幅が広く、河辺植生として最も発達した植生であるヤナギ群落がみられます。拝島自然公園では、コゴメヤナギ林(コゴメヤナギ群集)の小林分が保護されています。コゴメヤナギに次いで高く生長するタチヤナギ(タチヤナギ群集)やイヌコリヤナギ(イヌコリヤナギ群集)が砂堆のより安定地を選び、小林分を形成しています。流水辺には中流域で最も発達するツルヨシ群集が帯状の群落配分を示しています。
    多摩川中流に発達する植物群落の中で、多摩川を代表するものとして、カワラノギクの咲く群落(マルバヤハズソウ−カワラノギク群集)があり、羽村から日野橋付近にかけて分布しています。
    (参考文献:「多摩川誌」)

    オギ群落 オギ群落

    (2)多摩川の植生【下流域上部(河口から約31〜13km】

    多摩川植生区分下流域上部



     多摩川の下流域は河川管理が進み、テラス化によって自然状態の河川敷がせばめられています。さらにテラスは運動場等となり、ほとんど自然植生はみられません。そのため、自然河川であれば発達するヤナギ、ハンノキなどの高木林は見られれません。しかし、取水堰を中心に、冠水地が存在し、幾つかの河辺植生がみられます。 
      最も代表的な現存植生として、オギ草原(オギ群集)が挙げられます。水際にはヨシ、ヒメガマなどの小集団がみられますが、多くは一年生や多年生の草本植物群落で占められています。ギシギシ類の群落(ナガバギシギシ−ギシギシ群集)、タデ類の群落(ミゾソバ群落など)などの好窒素性の植物を主とした草本植生が、流路に沿った帯状に繁茂しています。
    (参考文献:「多摩川誌」)  

    アイアシ群集 アイアシ群集

    (3)多摩川の植生【下流域下部〜河口部(河口から約13〜0km】

    多摩川植生区分下流部下部から河口部


     丸子橋付近に設置された調布取水堰は、東京湾の水位上昇に伴う海水や半かん水の遡上を妨げています。したがって、海水の影響を受ける河川敷はここより下流ということになります。
    感潮域(塩水に感じる立地)は耐塩性の植物構成されており、塩沼植生と呼ばれる植物群落が生育しています。塩沼植生は本来内湾で遠浅な海岸の干潟に発達するもので、東京湾にはかつて広く分布していたものと考えられます。多摩川の河口部では多年生草本植物群落としてアイアシ群集、シオクグ群集、一年生草植物群落としてウラギク群落、ウシオツメクサ群落がみられます。さらに生育地が塩沼地に限らないものとしてヨシ群落があり、多摩川では最も広い面積を占めています。
    (参考文献:「多摩川誌」)

    (4)多摩川における河川水辺の国勢調査結果について

    河川水辺の国勢調査
    河川水辺の国勢調査のページへ移動します。

     河川水辺の国勢調査は、「魚類調査」「底生動物調査」「植物調査」「鳥類調査」「両生類・爬虫類・哺乳類等調査」「陸上昆虫類等調査」という6項目の生物調査と、河川の瀬・淵や水際部の状況等を調査する「河川環境基図作成調査」、河川空間の利用者等を調査する「河川空間利用実態調査」の計8項目を実施しています。


国土交通省 関東地方整備局 京浜河川事務所
〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央2-18-1
TEL:045(503)4000