事務所の取り組み
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国道15号
一般国道15号について
国道15号は、五街道のひとつ「東海道」の一部にあたり、現在は第一京浜国道とも呼ばれています。
国道15号の概要
国道15号は東京都中央区を起点とし、神奈川県横浜市を終点とする延長約29kmの道路です。 ”第一京浜”の名でも親しまれている国道15号は、京浜地区の大動脈として大きな役割を果たしています。
川崎国道事務所の事業
■蒲田立体交差事業
蒲田立体交差事業は、国道15号と環状8号線との交差部である南蒲田交差点を立体化することにより、慢性的な渋滞の緩和を図る事業です。渋滞の緩和により経済損失を解消するほか、迂回車両の引き起こす周辺生活道路の危険性も低減します。また、自動車からの排出ガス削減などによる沿道環境の改善も期待されます。
■川崎15号沿道環境改善事業
国道15号の沿道環境改善事業は、川崎駅周辺の国道15号において、沿道環境の改善を図るための事業です。また、歩行者や自転車利用者にとって安全で快適に通行できる環境も整備しています
国道15号の歴史~東海道から現在まで街道の発展とともに歩む『川崎』
江戸時代の五街道のひとつ「東海道」を前身とする国道15号は、現在は第一京浜とも呼ばれる東京と横浜を結ぶ延長約29kmの重要な道路です。
天下統一を成し遂げた徳川家康によってはじめられた街道整備の中でもとりわけ重要視された東海道は、江戸・日本橋から京都・三条大橋までおよそ502kmの道のりがあり、さらに1601(慶長6)年には他に先駆けていち早く伝馬制が敷かれました。いわゆる東海道五十三次といわれる五十三の宿駅が、全て整備されたのはちょうど参勤交代制が確立した1635(寛永12)年頃です。 宿駅の多くは、その時すでに発達していた集落に置かれましたが、現在の国道15号沿いの川崎宿は、新しく「町だて」された宿場で1623(元和9)年に誕生しました。60軒を超える旅籠のほか、下駄屋、提灯屋、鍛冶屋など350軒以上の商店や民家が軒を連ねていたといわれています。