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    鳥類

    鳥類(夏に見られるもの)

    オオヨシキリ/ヒタキ科(Acrocephalus arundinaceus)

    オオヨシキリ オオヨシキリ

    九州以北に夏鳥として渡来し、ヨシ原で繁殖します。雄の早いものは、4月末に飛来し、なわばりを宣言。ギョギョシ、ギョギョシとさえずります。ヨシ原の茎をからめて、外径10センチメートルぐらいのお椀型の巣を作り、4~6個の卵を産み落とされます。力の強い雄のテリトリーには、数羽の雌が営巣する、一夫多妻型。ヨシにつく昆虫類やクモ等を餌とします。

    ヨシゴイ/サギ科(Ixobrychus eurhythmus)

    ヨシゴイ ヨシゴイ

    日本で見られるサギのなかでは最も小さい種類。体全体が褐色で、頭と翼の風切は、黒色。夏鳥として全国の湿地、池湖畔などにやってきて、繁殖を行います。巣は、アシ等の枯草を集めて皿型のものをつくります。外敵が接近すると、頭、口ばしを上に向けて静止し、ヨシやマコモに似たポーズをとります。ヨシ原ではひんぱんに、ヨシの上をすれすれに飛ぶ姿を見ることもできます。

    コアジサシ/カモメ科(Sterna albifrons)

    コアジサシ コアジサシ

    夏鳥として渡来、本州以南に分布します。世界的にも数が少なくなっている鳥で、霞ヶ浦でも、その数は減少しています。ほぼ全身真っ白ですが、口ばしと足がオレンジ色で、後頭部が黒くなっています。低空飛翔しながら魚をさがし、みつけるやいなや、急降下して魚を捕まえます。繁殖時には、捕まえた魚をオスが、メスにプレゼントして求愛します。

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