トップ圏央道は3環状のひとつです/工法について
工法について表題
茨城県内の圏央道は、田んぼや畑だったところに、土を盛ったり(盛土/もりど)、削ったり(切土/きりど)して道路をつくる区間と、コンクリートなどの柱(橋脚と呼ばれています)をつくり、その上に橋げたを乗せて道路をつくる高架橋(こうかきょう)と呼ばれる区間があります。
盛土(もりど)、切土(きりど)、高架橋(こうかきょう)写真
高架橋の工事について
工事の概念図(断面図)
特に高架橋の区間では、地面の中に頑丈な基礎をつくらなくてはなりません。
圏央道がつくられる茨城県の地域は、全体的に地面の土がやわらかいため、コンクリートでつくる基礎の深さは20〜30mにもなり、5〜8階建てのビルと同じくらいになります。
代表的な工法について解説しましょう。
基礎工事の工法
圧入オープンケーソン基礎
PCウェル基礎
圧入オープンケーソン基礎説明図PCウエル基礎説明図
橋脚工事の工法
3柱(4柱)式RC躯体(くたい)工
3柱(4柱)式RC躯体(くたい)工説明図
円形の筒を鉄筋コンクリートでつくり、その内側を堀って土を排出しながら、地下の固い地盤まで沈ませて安定 させる工法です。基礎の筒を沈めるのに油圧ジャッキな どを使います。 排出した土はもう一度筒の中に戻します。この筒が橋の柱を支える基礎になります。
入オープン基礎の
工事方法について
圧入オープン基礎の
 工法工事方法詳細へ
工場で作られたコンクリート製の筒(PCウェル)を運んできます。この内側を掘って土を排出しながら、地下の固い地盤まで沈ませて安定 させる工法です。基礎の筒を沈めるのに油圧ジャッキな どを使います。 排出した土はもう一度筒の中に戻します。この筒が橋の柱を支える基礎になります。
PCウエル基礎の
工事方法について
PCウエル基礎の
 工事方法詳細へ
RC躯体工とは鉄筋コンクリートでできた橋を支える柱と梁の部分を言います。 今回の工事ではこの部分を3つの柱(もしくは4つの柱)で作ります。
3柱式RC躯体工の
工事方法について
3柱式RC躯体工の
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橋桁(はしげた)工事の工法
橋桁架設写真
■鉄製の「橋げた」がかかります
「橋げた」とは、車が通るためのコンクリートの板(これを「床版(しょうばん)」と呼びます)を、橋脚の上にのせるための骨組みのことをいいます。「橋げた」にはコンクリート製のものと、鉄製のものがありますが、茨城県内の圏央道工事区間の「橋げた」は、大部分が鉄製でつくられます。コンクリート製の「橋げた」は、工事現場でつくられますが、鉄製の「橋げた」は、工場で部品をつくり、それを工事現場で組み立てます。
(写真/つくば高架橋での橋桁架設)
溶接の様子
■色はブラウン(茶色)系
鉄製の「橋げた」の場合、厚さが最高で7.2cmもある鉄の板を、設計図にもとづいて切断します。それを「溶接(ようせつ)」という方法でくっつけて、アルファベットの「I」の形をした「橋げた」の部品をたくさんつくります(部品といっても、高さが2.7m、長さは20mくらいあります)。こうしてつくられた部品を、工場で一度組み立てて(これを「仮組み」といいます)、問題がないかどうか確かめます。問題がなければ、鉄がさびないように塗装をします。色はブラウン(茶色)系の色にしました。
写真は鉄の板がアルファベットの「I (アイ)」の形になるように溶接します(首を横にして見ると...)
※「橋げた」の色は、大学の先生、色彩の専門家、地元の代表などで構成する「圏央道茨城区間色彩検討委員会」において平成12年度に決定されました。
工事現場での組立
■工事現場で組み立てます
塗装をした「橋げた」の部品は、トラックで工事現場に運び、ボルトでつなぎ合わせて、一つの大きな「橋げた」にします。
写真は「仮組み」のようす。工場で溶接
した板を一度組み立ててみて問題がないかを確認します。
工事の工夫説明図(鉄の板)
●工事の工夫
鉄の板は、温度の変化や、鉄の板自身の重さで、どうしても少し曲がってしまいます。
そのため、その曲り具合を計算して、曲がる方向と、逆の方向に少しだけ曲げて鉄の板をつくっています。
鉄の板は自分の重さで曲がってしまします。だからあらかじめ反対に少しだけまげてつくります。
取材協力:日本橋梁株式会社

道路面に当たる床版(しょうばん)工事現場写真
橋桁の架設が終わると、道路面に当たる床版(しょうばん)工事です。
橋桁の上には何層もの鉄筋が組まれ、その上にコンクリートが流し込まれます。最終的に、路面の舗装、標識の設置などが行われて、完成します。
(写真/つくば高架橋での床版工事)