オオタカについて

 

どんな種類の鳥?

猛禽類の一種で、タカ目タカ科に属する鳥です。また、ヒシクイとは違い渡りは行いません。

猛禽類は、食物連鎖の頂点に位置する動物です。このためもともとその数は少ない種類の動物です。

食物連鎖のピラミッド
出典:ビオトープづくりのABC(平成 11年3月)−愛知県環境基本計画推進方策-愛知県環境部環境対策課

 


どんな大きさ?どんな色?どんな形?

両方の羽を広げると、106cmくらい(オス)、全長は、50cmくらい(オス)です。 成鳥は頭から背、尾、翼の上面が灰黒色、目の後ろは黒く眉斑は白くて目立ちます。頭の後ろに白班がでるものも多くいます。胸や腹などは白く、灰黒色の横班が全体にあります。若鳥は背面が褐色で、下面には、黒褐色の縦班があります。尾には4本の黒っぽい帯があります。

オオタカのイラスト

出典:「猛禽類保護の進め方(特にイヌワシ、クマタカ、オオタカについて)」(1997.12)環境庁自然保護局野生生物課編


どんなものを食べているの?

主にハト類、ムクドリ、ヒヨドリなどの鳥を空中で捕らえて食べます。

 

どんな飛び方をしているの?

直線的に飛び、はばたきと滑降を繰り返して飛びます。


生息場所
日本全国の平地から山地の森林で繁殖しています。北日本にやや多く生息しているようです。秋や冬には、人里や農耕地の近くの林でも見ることができます。

 

日本のどこにいるの?

1993年の時点で31都道府県から繁殖の情報を得ています(日本野鳥の会その他の調査による)。

オオタカの繁殖が家訓された都道府県
出典:「猛禽類保護の進め方(特にイヌワシ、クマタカ、オオタカについて)」(1997.12発行(上図は、1993年の調査に基づいて作成))環境庁自然保護局野生生物課編

 

オオタカの一年

早いもので1月に求愛期が始まり、3月には本格的な巣作り、4〜5月頃に産卵し、5〜6月に孵化します。幼鳥は6〜7月に巣立ち、8月中に独立するものもいます。
オオタカの1年

「猛禽類保護の進め方(特にイヌワシ、クマタカ、オオタカについて)」(1997.12発行)環境庁自然保護局野生生物課編 より作成

 

繁殖期の生態

求愛期は、営巣地の林の中で雄雌の鳴き交わしが行われ、波状飛行、旋回・上昇・急降下の繰り返し飛行などの求愛行動が見られます。
造巣期になると、雄雌ともに、運んで来た巣の材料を使って、巣作りが行われます。営巣木は、アカマツが多いのですがモミやスギ、カラマツ、ヒノキなどの針葉樹にも巣をかけます。巣は、地上6.5〜17.0mにかけられ、大きさは、直径約1m厚さ約60cmにもなります。 産卵は4〜5月に行われ普通2〜3個です。35〜38日で孵化します。 孵化してすぐの幼鳥の大きさは、ヒヨコとおなじ位ですが、15日くらいでハトと同じくらいの大きさとなり、30日を過ぎると親鳥とおなじ位の大きさになります。孵化から35〜40日で飛べるようになります。飛べるようになって約1〜2ヶ月で親から独立します。

出典:「猛禽類保護の進め方(特にイヌワシ、クマタカ、オオタカについて)」(1997.12発行)環境庁自然保護局野生生物課編

→こうした、繁殖期の生態を持つオオタカですが、圏央道の事業を進める上で、常総国道事務所では、その生態に配慮した、調査などをおこなっています。詳しくは「圏央道(茨城県区間)における環境対策について」に示しています。

 

オオタカの保護

オオタカは、環境省のレッドデータリストでは、絶滅危惧II類(VU)に指定されています。絶滅危惧II類とは、「絶滅の危険が増大している種」とされています。 また、オオタカは、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」で、国内希少野生動植物種にも指定されています。

→環境省 「レッドリスト・レッドデータブックについて」のホームページへ

 

参考文献:「猛禽類保護の進め方(特にイヌワシ、クマタカ、オオタカについて)」環境庁自然保護局野生生物課編


そこで圏央道の事業では

常総国道事務所では、平成6年度より猛きん類(特にオオタカ)に関して、継続的に調査を行っています。また、オオタカの保護対策につきましては、調査で得られた成果を基に、専門家の方々からの意見を頂き、必要に応じて適切な対策を講じていくこととしています。

 


常総国道事務所 http://www.ktr.mlit.go.jp/jousou/