自然環境と調和した道づくりに向けて
−ヒシクイとの共存を目指す茨城圏央道−



稲敷市稲波地区に渡来するヒシクイの保護について
 
1)ヒシクイ保護について
 茨城県稲敷市稲波地区において、天然記念物であるヒシクイ(亜種:オオヒシクイ)の渡来が確認されています。このため、茨城圏央道の都市計画決定に先立ち、ヒシクイ保護策検討委員会により、「江戸崎地区に渡来する天然記念物『ヒシクイ』の保護に関する提言(以下、提言)」が平成6年3月にとりまとめられました。この提言を受け、平成6年度以降、稲敷市役所(旧江戸崎町役場)や茨城県等の関係機関が、提言における保護策の実現に取り組んできており、平成8年度に「ヒシクイ連絡会」を設置、関係機関の連携を図り、稲波地区において保護看板の設置や観測小屋の設置などを行っています。

2)「茨城圏央道ヒシクイ保全対策検討専門委員会」の設置
 茨城圏央道は、ヒシクイの主な生活場所である稲敷市稲波地区から約2km離れた稲敷市引舟地区を通過します。当地区は採餌場所として機能する可能性が考えられることから、平成6年3月の提言に示された「圏央道の対応策」について、具体的な保全対策を検討することを目的として、専門家からなる「茨城圏央道ヒシクイ保全対策検討専門委員会」(委員長 : 幸丸 政明 岩手県立大学教授)を平成16年4月に設立しました。
 本委員会では、ヒシクイの実態調査によって得られたヒシクイの渡来・生息状況、越冬地の環境条件及び提言における保護策の実施状況等を踏まえ、圏央道のヒシクイ保全対策として、下記について検討します。

  1.ヒシクイへの攪乱を防止するための対策
  2.建設に伴う工事用道路及び施工時期等、工事施工上の留意事項

 なお、検討の際に必要に応じて、「茨城圏央道計画監理委員会」の指導・助言をいただく予定です。

3)委員会の構成
 委員は、ヒシクイの生態、保全手法に詳しい専門家及び生物保護に関する法制度、政策に詳しい専門家から構成されています。

委員長 幸丸 政明 岩手県立大学 総合政策学部 教授
委 員 柿澤 亮三 財団法人 山階鳥類研究所 副所長兼研究部長
委 員 茂木 光雄 茨城県鳥獣保護員
委 員 柳澤 紀夫 財団法人 日本鳥類保護連盟 理事
            (委員は50音順)

4)検討経過の報告について
 今後、検討経過については、常総国道事務所のホームページに掲載してまいりますが、公表にあたっては、「茨城圏央道ヒシクイ保全対策検討専門委員会」における専門家の意見を伺い行う方針としています。

     

▽第1回検討専門委員会について
▽第2回検討専門委員会開催のお知らせ開催報告
▽第3回検討専門委員会開催のお知らせ開催報告
▽茨城圏央道におけるヒシクイ保全対策に関する検討報告書の公表について
▽これまでの調査結果について
▽参考


常総国道事務所 http://www.ktr.mlit.go.jp/jousou/