和田さんは協力員になって20年、しかし、那珂川との付き合いは長い。
那珂川のそばで生まれ、かれこれ70年。物心ついたときから那珂川は格好の遊び場だった。少年のとき夏には毎日友達と泳いだことを思い出す。どこまで深く潜れるか競争したものだ。今でも毎年9月20日から10月20日の鮭の漁期には、毎晩のように川に出ている。
鮭漁の網を流すと、網に昔はなかった「のろ」のようなものが付く。
他に、昔と違うのは、水際が昔より下がったこと。水量が減っているのは心配だ。
それでも、那珂川はまだまだきれいだ。鮭も取れる。これからも見守っていきたい。 |