江戸川河川事務所
 
河川用語集
  水質に関する用語集
「た」

ダイオキシン類(ダイオキシンるい)

ダイオキシン類とは、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)、コプラナーPCB(C-PCB)からなる三種類の化合物群の総称で、その多くはゴミなどを燃焼する課程で発生します。毒性が強く脾臓の萎縮、肝臓障害などのほか、内分泌攪乱化学物質として強い生殖障害を起こすことが知られています。

第三種側帯(だいさんしゅそくたい)

第三種側帯は従来堤防の上に行われてきた植樹を治水上の配慮から計画堤防外の堤脚部で行おうとするもので、良好な河川環境を整備・保全するため必要な堤防部分です。

第二種側帯(だいにしゅそくたい)

第二種側帯とは、非常用の土砂などを備蓄するために、堤防の裏側(堤内地側)に土砂を積み上げた部分のことです。

大臣指定区間(だいじんしていくかん)

大臣指定区間について、河川の管理は一級河川については、国土交通大臣(河川法第9条第1項)、二級河川については都道府県知事(同法第10条)が行います。但し一級河川の管理については、国土交通大臣は一定区間を定め、「指定区域」(大臣が指定)として、都道府県知事にその管理の一部を行わせることができます。これを「大臣指定区間」と呼んでいます。

高潮対策(たかしおたいさく)

高潮対策とは、台風または暴風雨などによる気圧の低下によって起こる海面の上昇(高潮や津波など)による災害を防止するための対策を言います。

多自然型川づくり(たしぜんがたかわづくり)

多自然型川づくりとは、地水上の安全性を確保した上で、草花や緑にあふれ、鳥や昆虫などさまざまな生き物を育む、多様で豊かな自然環境を保全、創出し、再生することを目指す川づくりのことです。例えば、魚類の生息に重要な瀬と淵の創出、木や石を用いた空隙のある多様な水辺環境の創出、護岸表面の覆土等による緑化などです。

堤外地・提内地(ていがいち・ていないち)

堤防によって洪水氾濫から守られている住居や農地のある側を堤内地,堤防に挟まれて水が流れている側を堤外地と呼びます。昔、日本の低平地では、輪中堤によって洪水という外敵から守られているという感覚があり、自分の住んでいるところを堤防の内側と考えていたといわれています。

低水護岸(ていすいごがん)

低水護岸とは、流水や雨、あるいは波の作用によって高水敷が侵食されないよう、河岸にコンクリートブロックや自然石を張ったものを言います。

低水護岸天端(ていすいごがんてんはい)

低水護岸天端とは、洪水から河川敷河岸を保護するための工作物である低水護岸の上面、または最上部にあたる部分のことを言います。

低水護岸天端(ていすいごがんてんはい)

低水護岸天端とは、洪水から河川敷河岸を保護するための工作物である低水護岸の上面、または最上部にあたる部分のことを言います。

T.P,A.P(ティーピー,エーピー)

T.Pとは、Tokyo Peilの略で、地表や海面の高さを表す基準水準面である東京湾中等潮位のことです。日本の水準点の原点でもあります。A.PとはArakawa Peilの略で、地方で特別に設けられた基準面を言います。東京湾中等潮位(T.P)との関係は次式のとおりです。 A.P=T.P−1.134m

伝統的河川工法(でんとうてきかせんこうほう)

伝統的河川工法とは、現在のようにコンクリート素材の使用や機械化施工ができなかった時代に行われてきた河川工法を総称して呼んでいます。素材は地場の木(材)や竹、石などに求め、施工は人力に頼っていました。施工と自然素材が景観面にも自然環境面にも周囲の自然の現状に溶け込む工法です。

動植物の生息又は生息地として、特に保全する必要があると認めて河川管理者が指定した河川区域内の土地の区域(どうしょくぶつのせいそくまたはせいそくちとして、とくにほぜんするひつようがあるとみとめてかせんかんりしゃがしていしたかせんくいきないのとちのくいき)

河川法29条及び同施行令第16条により、河川区域内の動植物の生息地または生育地を保全するため、自動車やその他河川管理者が指定したものが乗り入れることを禁止することができるように定められています。この禁止区域のことを言います。

床止め・床固(とこどめ・とこがため)

床止めとは、河床の洗掘を防いで河川の勾配を安定させるために、河川を横断して設けられる施設です。床固ということもありますが、機能は同じです。

土丹(どたん)

土丹とは、新第三紀のシルト岩・泥岩、一部は第四紀更新世の半固結シルト・粘土で、一般的に褐色ないし淡褐色を帯びています。
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