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自動化オープンケーソン

 

水中掘削機や揚土機で自動掘削

 
 大落古利根川の水を流入させる第5立坑の築造工事は、他の立坑と違って、自動化オープンケーソン工法(SOCS)で施工した。
 第5立坑は鉄筋コンクリート構造で、内径15メートル、深さ74.5メートル、壁厚2メートルの円筒形。同立坑から発進する連絡トンネルを含めて、関東地方整備局が初めて導入した「設計施工一括発注方式」の対象工事であった。
 SOCS工法は、水中掘削機と電動油圧グラブ、揚土機を組み合わせた自動掘削・揚土システムが特徴で、立坑に安定液を満たして掘削する。ケーソンの圧入は、ケーソン外周のグランドアンカーに装着した圧入ジャッキを自動沈下管理システムで制御して正確に進めることができる。
 ケーソンのコンクリートは、ひび割れを防止するために低発熱ポルトランドセメントを使用した。しかし、外面に近い部分は強度発現が遅くなる。そこで、コンクリート打設から3日間、全体をテントで覆って蒸気養生を実施することにより、工期の短縮を図った。
 ケーソンのうち、シールド発進部のコンクリートは、「ノムスト(NOMST)」壁構造とした。ノムストは、石灰石の粗骨材を使った新素材コンクリートと炭素繊維強化プラスチック製の高強度補強材で築造する。シールド機のカッタービットで切断できるので、危険な鏡切り作業が不要となる。
地表近くで自動水中掘削機(左)と電動油圧グラブが掘削している様子
地表近くで自動水中掘削機(左)と電動油圧グラブが掘削している様子
ケーソンを沈下させるための圧入桁と圧入ジャッキの設置状況
ケーソンを沈下させるための圧入桁と圧入ジャッキの設置状況
ケーソンの外側に設置して電動油圧グラブなどを動かす揚土機の外観
ケーソンの外側に設置して電動油圧グラブなどを動かす揚土機の外観
 
 
 
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