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荷重分散型アンカー

 

従来型アンカーの本数を3割減らす

 
 調圧水槽の工事では、地下連続壁を支持するグランドアンカーに「荷重分散型アンカー」を採用した。荷重分散型アンカーは、複数の耐荷体に同じ緊張力を導入して引っ張り力を分散させることによって、あまり強くない地盤でも大きな設計アンカー力が期待できる。
 調圧水槽の現場は、N値が20~40の地盤で地下水位が高いので、深さ約22メートルまで掘削すると地下連続壁に大きな外力が作用する一方、1本のアンカーに大きな引き抜き抵抗力が期待できない。そのため、引っ張り型アンカーの場合は約1.2メートルピッチとなり、定着の確実性や止水工の施工性などに問題が生じると判断された。
 そこで、分散型アンカーの確実性を試験施工で検証したうえで、外力の大きさに応じて引っ張り型アンカーと荷重分散型アンカーを併用した。アンカーのピッチは最大で1.9メートルとなり、施工時の水の吹き出しリスクも低減できた。引っ張り型アンカーだけの場合と比べて、施工本数を約30パーセント減の1148本、延長を約16パーセント減の2万9100メートルとすることができた。
アンカーの比較
アンカーの比較
掘削に伴って荷重分散型アンカーを施工している様子(写真:佐藤工業)
掘削に伴って荷重分散型アンカーを施工している様子(写真:佐藤工業)
 
 
 
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