地域との連携
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綾瀬川清流ルネッサンス
沿川自治体の取り組み
河川浄化に向けた越谷市の取り組み
1.河川浄化に向けた取り組み
(1)下水道整備の必要性
私たちが日常なにげなく使っている水は、私たちにさまざまな恩恵を与えています。特に炊事・洗濯・トイレ・風呂など、どれも私たちが快適な生活をおくるためになくてはならないものとなっています。
しかし、家庭で使われ汚れた水を、そのまま水路や河川に流してしまうと、きれいだった水路や川が汚れてしまいます。そのため、住環境や自然環境を守るために、汚れた水をきれいにする下水道の整備が必要になります。(2)下水道普及率等の向上
近年の環境衛生に欠かすことのできない公共下水道の整備は、平成12年度に既成市街地の整備が概ね完了し、現在、4箇所の土地区画整備事業地内において、下水道整備を進めております。 整備された公共下水道区域については、一日も早く公共下水道に接続していただくよう、越谷市では毎年度、重点施策として、未接続世帯を戸別に訪問し接続の指導を行い、水洗化率の向上に努めております。
なお、最近の普及率及び水洗化率は右表のとおりです。近年の下水道普及率と水洗化率の経年変化 年度\項目 普及率
(人口)普及率
(世帯)水洗化率
(人口)水洗化率
(世帯)平成17年度 78.7% 80.3% 90.3% 90.5% 平成16年度 78.6% 80.2% 89.6% 89.7% 平成15年度 78.5% 80.2% 89.0% 89.1% 平成14年度 78.2% 80.0% 88.6% 88.8% 平成13年度 77.8% 79.6% 87.9% 88.1% 平成12年度 75.4% 77.4% 87.9% 87.9% (3)合併処理浄化槽の普及
一般家庭からの排水の汚れを単独処理浄化槽(トイレからの処理)が処理する能力は、約20パーセントであるのに対し、合併処理浄化槽の処理能力は約90パーセントと、はるかに河川の水質に与える影響が少なくなるといわれています。
このため、越谷市では合併処理浄化槽へ切り替える場合、設置費用の一部を補助し、普及を図っています。2.河川浄化の啓発活動等
(1)エコクッキング教室の開催
「買い物」「料理」「片付け」の3つをテーマに「食材を無駄にしない」「エネルギーや水を大切に使う」「短時間で効率よく料理をする」など、毎日の暮らしの中で、ひとりひとりがエコに取り組めるよう、現代の暮らしに合わせて工夫する料理教室を、年に3回実施しています。(2月・6月・8月)
(2)クリーン大作戦の実施
毎年10月、綾瀬川清流ルネッサンス2地域協議会による「綾瀬川クリーン大作戦」を、市内流域の9自治会(約1、800名)の皆さんの協力をいただき実施しています。
(3)市内小中学校における環境講座の開催
毎年、市内の小中学校の総合学習の時間に、川や水に関する環境学習を実施し、啓発活動を行っています。