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    名もなき一大治水システム

    江戸時代から明治時代にかけて、利根川の洪水から江戸の街を守った「中条堤」をはじめとする堤防群が現在の埼玉県行田市付近にありました。中条堤は他の堤防とともに、大洪水の進行を阻み、逆流させながらこの地に遊水させ、利根川下流部への洪水負担を軽くさせ、江戸城下を水害から守っていたのです。しかし、明治43年の堤防決壊以後、連続する堤防が整備されることになり、その遊水機能は渡良瀬遊水地やダムなどにとってかわっていきました。江戸260年の繁栄は、実はこの名もなき堤防に支えられていたのですね。

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