国土交通省 関東地方整備局 江戸川河川事務所
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事務所の取り組み

  • 災害への備え

    水防訓練

    水防演習について

    洪水・高潮による水災を未然に防止し、被害を最小限に食い止めるためには、河川改修等の事業の促進はもちろんのこと、市町村等の水防団・消防団の水防活動に期するところが大きくなります。このため、水防管理団体においては、毎年水防訓練を実施し、水防団員の志気の高揚を図るとともに、水防技術の錬磨に努めています。
    また、国や都道府県においても、毎年、一定の年度計画や水防計画等に基づき水防訓練を実施しています。国が毎年水防月間における行事の一環として実施している利根川のほか8河川においての水防演習では、都道府県、関係市町村、日本赤十字社、自衛隊等の協力と多数の住民の方の参加を得ています。

    利根川水系連合水防演習とは

    昭和22年のカスリーン台風による未曾有の被害を教訓として、昭和27年7月5日に埼玉県北埼玉郡大利根町新川通で第1回が開催されて以来、平成20年で57回を数える全国を代表する水防演習です。
    この演習は、国土交通省と関東1都6県・開催市町村の主催及び、陸上自衛隊・日本赤十字社の千葉県支部の協力により、地域住民と行政との連携を強化し、地域住民の水防に対する更なる理解を得ることを目的として、毎年利根川水系の各地で実施しています。
    また、一般参加者を募集し、一般の方々にも水防団が行う水防訓練の一部に参加していただいています。この訓練を通して「水防と地域の安全との関わり」や「水防団はどのようにして堤防を守っているのか」ということを体験していただき、水防や治水の大切さを理解してもらうのです。
    (写真は第57回利根川水系連合水防演習の様子)

    第57回利根川水系連合水防演習の様子
    第57回利根川水系連合水防演習の様子
    第57回利根川水系連合水防演習の様子
    第57回利根川水系連合水防演習の様子
    第57回利根川水系連合水防演習の様子

    水防月間について

    昭和61年の台風10号による出水の際における懸命な水防活動を契機として、水防活動が極めて重要であることが再認識されたため、昭和62年度から毎年、出水期前の5月(北海道は6月)を水防月間とし、水防の重要性を国民に周知すること等を目的として各種の行事を実施しています。
    我が国は、自然的・社会的環境から洪水等による災害を受けやすく、このため毎年のように豪雨や台風による洪水が全国各地で発生しています。
    このため国土交通省では、水防演習の実施、水防工法・技術の習得等を図っているところですが、今まで以上に国民一人ひとりが水防の意義及び重要性について理解し、水防意識の向上を図っていただくため、「水防月間」において以下の取り組みを実施します。

    (1)地域住民・企業や地域の防災関係者及びNPO等が参加する総合的な水防演習の実施
    (2)水防団を含めた情報伝達演習の実施
    (3)重要水防箇所の周知徹底
    (4)河川管理施設等の点検・整備
    (5)水防資器材の点検・整備
    (6)住民への避難場所、重要水防箇所の周知
    (7)水防技術講習会等の開催
    (8)水防専門家派遣制度による水防訓練・講習会等での水防工法の指導

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