今後、「利根川沿いルート」を具体的に検討する案として考えました。

(1) 住環境への配慮
地域にお住まいの方々の理解が得られるよう、既成市街地への配慮をしていきます。

(2) 周辺環境との調和
手賀沼の景観をはじめとする自然環境への影響が小さいと考えています。また、現在ある利根川周辺の自然環境や周辺地域への影響に関しても配慮していきます。

(3)広域的な渋滞緩和効果
野田市〜八千代市(国道16号)の区間を大きく迂回することから、広い範囲での交通渋滞・混雑の緩和が期待されます。

(4)地域間交流の活性化促進
広域的な道路ネットワークが築かれることにより、茨城方面はもとより、千葉ニュータウン、成田方面などとの連携が高まり、地域間の交流が促進され、地域の活性化に寄与すると考えています。

ルート図
今後とも、国、県、市が一体となり、計画策定の各段階での情報を公表しながら、具体的な検討を進めていきます。
※矢印表示():当面、既存の道路ネットワークの活用を基本に、千葉ニュータウン、成田、国道16号方面、茨城県方面等への円滑な交通分散体系を検討していきます。
さらなる延伸については、交通の状況を見ながら対応を検討する予定です。
   

なお、「利根川沿いルート」を具体的に検討するにあたり、以下に示す3つのルート案を比較検討しました。

(1)利根川沿いルート(案)
野田市〜八千代市(国道16号)の渋滞区間を大きく迂回することから、広域での渋滞・混雑の緩和が期待されます。
利根川沿いルートの自然環境や、近接する既成市街地の住環境への配慮が必要となります。

(2)手賀沼ルート(案)
手賀沼や既成市街地を通過するルートで、呼塚交差点を中心とした野田市〜柏市(国道16号)の渋滞緩和が期待できます。
手賀沼などの景観や、自然環境への配慮が必要です。また、既成市街地を通過するルートのため、住環境への配慮も必要となります。

(3)新たに道路を整備しない(案)
国道16号の交差点改良やバス停等の局所的な改良は実施します。しかし、抜本的な渋滞・混雑緩和は期待できません。
また、将来的にも国道16号の渋滞・混雑の緩和が期待できないことから、生活道路を含めた広い範囲での住環境の悪化が懸念されます。

ルート図
   
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