国土交通省 関東地方整備局

北千葉道路(成田市区間)の事業推進に向けた体制強化
〜用地取得推進のプロジェクトチームを結成〜


記者発表資料

● 北千葉道路(成田市区間)の現状と課題
一般国道464号北千葉道路の成田市区間延長約5.6Kmについては、平成18年1月4日、国土交通省関東地方整備局千葉国道事務所が千葉県に変わり権限代行として事業を実施することになりました。
当該事業は道路と鉄道が一体的に整備される先進的なプロジェクトとして、北千葉道路と成田新高速鉄道の早期完成が望まれています。(成田新高速鉄道の開業予定は平成22年度、北千葉道路は20年代半ば完成予定)
成田市区間は、隣接する印旛村区間に比べ、宅地部を通過することなどから、きめ細やかな対応が必要となります。
本年1月の事業着手以降、鋭意地元調整を進めて来ており、今後は本格的な用地交渉を進めてまいります。
成田市区間については、千葉国道事務所の体制強化を図るとともに、千葉県、千葉県土地開発公社及び成田市とプロジェクトチームを結成し、更なる事業推進を図る必要があります。

● 用地取得のための体制強化
「成田新高速鉄道の平成22年度開業にむけて」
平成22年度の成田新高速鉄道開業の目標達成に向けて、道路事業者としても協力して用地取得を進めていきます。
○プロジェクトチームの結成 (個々の事情に合わせたきめ細かい対応を目指して)
9月から千葉国道事務所の担当職員を増やす(7名→20名体制)とともに、千葉県、千葉県土地開発公社及び成田市との連携を図ります。
宅地が多く用地取得交渉に時間を要する区間では、重点化が図れるよう職員の柔軟な編成を行います。
○期待される効果としては、
体制強化による交渉推進と成田市との緊密な連携によるきめ細かな対応により、建物所有者へ移転先の情報提供、農業従事者へ営農支援(代替農地斡旋等)など状況に即した迅速な対応が期待されます。

平成18年9月14日
国土交通省関東地方整備局千葉国道事務所


記者発表クラブ
竹芝記者クラブ、神奈川建設記者会、横浜海事記者クラブ、千葉県政記者クラブ

問い合わせ先
国土交通省関東地方整備局千葉国道事務所
調査課長  近藤 雅弘こんどうまさひろ
用地第二課長 原 茂はらしげる
電話043-287-0311(代)



プロジェクトチームの取り組みイメージ

プロジェクトチームの取り組みイメージ

● プロジェクトチームの取り組み
○担当職員の増強
千葉国道事務所担当職員を従来の7名から20名に増強し、体制を強化します。
(事業推進室長)(調査課長)
用地第二課長、専門職、担当係長2名、委託職員6名
建設監督官、担当係長1名、委託職員2名
千葉県土地開発公社6名
○連携の強化
個々の事情に合わせたきめ細かい対応をめざして、関係者間の枠組みを超えた連携の強化を図ります。

● 期待される効果
○体制強化による交渉推進
○成田市との緊密な連携による、よりきめ細かな対応
建物所有者へのいち早い移転先の情報提供
農業従事者に対するいち早い営農支援(代替農地斡旋等)



北千葉道路(印旛〜成田)用地進捗状況(8月末現在)

北千葉道路(印旛〜成田)用地進捗状況(8月末現在)

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【参 考】

一般国道464号北千葉道路(印旛〜成田)の概要

(1) 位置図

(1) 位置図


(2) 事業計画の概要

(1)事業名: 一般国道4 6 4 号北千葉道路( 印旛〜 成田)
(2)区間: 千葉県印旛郡印旛村若萩地先〜 千葉県成田市大山地先
( 今回着工区間) 千葉県印旛郡印旛村若萩地先〜 千葉県成田市押畑地先
(3)延長: 約13 . 5k m( 今回着工延長: 約9.8 k m)
(4)施行者: 千葉県施行区間4 . 2 k m ・国土交通省施行区間5 .6 k m
(5)道路の規格等:
第3種第1級( 設計速度8 0 k m / h ) 車線数4車線
(6)事業費: 千葉県施行区間270億円
国土交通省施行区間289億円
(7)その他: 北千葉道路と並行する成田新高速鉄道とは一体的整備を実施


(3) 平面図

(3) 平面図

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(4)期待される整備効果

○ 地域活性化の実現

◆ 成田及び千葉ニュータウンの骨格道路となり、地域の結びつきを強化
◆ 成田及び千葉ニュータウンの骨格道路となり、地域の結びつきを強化

◆東葛地域と成田周辺地域の連携強化
●千葉東葛地域(松戸・柏周辺)から成田地域への移動時間が大現
◆東葛地域と成田周辺地域の連携強化



○ 交通安全性の向上・成田市街地の交通安全化

◆ 安全性の向上・渋滞緩和
◆ 安全性の向上・渋滞緩和
歩道未設置で狭小な道路幅員 慢性的な渋滞が発生している土屋交差点
印旛村〜〜成田市区間は、車道も狭く、歩道も設置されていない状況



○ 緊急輸送路として災害時における物資輸送の支援に寄与
○ 救急医療活動の支援に寄与

◆ 日本医科大学附属千葉北総病院への搬送エリアの拡大
◆ 日本医科大学附属千葉北総病院への搬送エリアの拡大