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地域・市民との連携

  • [自然環境への取り組み]

    柳瀬川流域水循環再生プラン

    水循環について

    都市域の水循環 水循環に影響を与える要因

    都市化は様々な面で水循環に影響を与えており、その影響が大きいものとして以下の2つをあげることができます。

    ■土地利用の変化
    宅地や道路が増えて、雨が地中に浸み込むことが出来ないようになってきました。自然の水循環の経路を遮断することになります。

    ■人口の増加
    人が生活するためには大量の水が必要で、その水は流域外の水資源に頼ることになります。また、使用後の水も大量に河川や下水道に流れ込むことになります。

    都市化の進行と水循環の変化

    都市域の水循環 自然系と人工系からなる都市域の水循環

    水は様々な形で循環していますが、大きく分ければ降雨がたどる自然系のものと、上水がたどる人工系のものに分けることができます。

    都市の水循環は、自然系の流れと人工系の流れが交錯し、相互に影響しあう複雑なシステムを形作っています。
    柳瀬川流域においても、降雨量に匹敵するほどの上水が流域外から導水されています。人工系水循環の与える影響は非常に大きいものです。

    自然系と人工系からなる都市域の水循環

    水循環について 水環境との関係

    水量・水質・経路からなる水循環と一方でよく用いられる「水環境」との区別を下の図のように表現しました。つまり、我々の生活を通じて水循環を体感できるものを水環境ということができます。

    流域の健全な水循環系(望ましい流域像)を創出していく水循環マスタープランの検討を行う上で、我々の生活がどのようになるのか(望ましい生活像)という視点は欠くことができません。

    水循環と水環境

    水循環について 水循環とは

    水循環とは

    水は、地表面から蒸発して霧や雲となり、降雨となって地表面に達した後再び地表面や植物の葉面もしくは水面などから蒸発散する循環経路を通ります。それ以外にも、降雨が地表面に達したあと河川となり、流下して海に流出したり、地表に達した後に地下に潜る水もあり、水の循環のしかたは非常に複雑で変化に富んでいます。

    人間が活動するためには水を必要としますが、水を利用しようとすれば、上に述べたような自然の循環過程にある水の動きを人為的に変えていくことになります。上水道から、家庭・事業所での利用、下水道への排出など、人工的な経路も加わります。

    水循環とは、このような水の流れる経路や水量をまとめてとらえたものです。水によって運ばれる物質(たとえば、水質を悪化させる汚濁物質など)も含めて考えます。水の水量・水質・経路は一つのシステムを形作っているともとらえられ、水循環系と称することもあります。

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