国土交通省 関東地方整備局 荒川下流河川事務所
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地域・市民との連携

  • [自然環境への取り組み]

    柳瀬川流域水循環再生プラン

    水循環マスタープランとは

    柳瀬川流域水循環マスタープランの検討体制 検討フロー

    資料

    柳瀬川流域水循環マスタープランの策定に当たっては、市民への情報提供および意見抽出を様々な形式で行い、関係者の十分な合意形成を図りました。

    必要に応じて立ち戻るなど、柔軟な検討を行いました。

    柳瀬川流域水循環マスタープランの検討体制 検討体制

    資料

    柳瀬川流域水循環マスタープランは、流域関係者の幅広い意見を取り入れながら検討しました。

    ■検討会
    学識経験者、行政関係者、市民代表者からなり、プランの具体的検討を行う場。

    ■市民懇談会
    公募市民からなり、市民間での議論を通して意見を提示していく場。

    ■公開シンポジウム
    誰もが参加できる公開シンポジウムを開催し、水循環マスタープランのPRを行うとともに、意見の抽出を広く行う場。

    ■意見の公募
    検討会議事概要を公開し、一般市民から意見を公募。

    ■ホームページ、DMなど
    情報公開を行い、広く意見を募集。

    これまでの経緯 H12 柳瀬川流域水循環市民懇談会設立

    流域の水循環をよくするためには、行政だけではなく、市民を含めた様々な立場の人々が協力し合っていくことが必要です。また、実際に流域に住んでいる人々がどのような流域にしたいかという意見を反映させていくことはプランづくりにおいて重要なことです。

    そこで、柳瀬川流域の市民のみなさんから、積極的に意見を求める場の1つとして柳瀬川流域水循環市民懇談会を設置することとしました。

    平成12年3月〜4月にかけて新聞折り込みやチラシ、ホームページなどにより広く市民の募集を行ったところ約100名の応募がありました。

    市民懇談会は、柳瀬川流域の水循環に関心を持つ市民が集い、情報交換し、議論をすることにより意見を提示していく場の一つです。

    ■市民の意見抽出
    ■市民が議論する場
    ■市民間の情報交換

    これまでの経緯 H11 柳瀬川流域水循環マスタープラン検討会設立

    平成11年度より、新河岸川流域水循環マスタープランの具体的な検討を開始しました。新河岸川流域は約400km2あり、5つの主要支川流域に分けることができます。水循環マスタープランは地域特性を反映する必要があり、それぞれの支川ごとに詳細の検討を行うこととなりました。

    そこで、他流域に先駆けて柳瀬川流域での具体検討を行うこととなり、柳瀬川流域水循環マスタープラン検討会を設立しました。検討会は、準備会と同様に学識経験者、行政委員、市民団体代表者からなります。

    これまでの経緯 H10 新河岸川流域水循環マスタープラン準備会の発足

    水に関する様々な問題を抱えている新河岸川流域の水循環をよりよくするためには、河川周りだけでなく、流域全体の視野で問題点をとらえ、解決を図っていくことが必要です。このような考えの元に、新河岸川流域水循環マスタープランを策定することとなりました。

    水循環マスタープランの策定は新しい試みであり、プランの検討はどのように進めるべきか、何に注意して検討をするべきかなど、様々な点で事前に協議しておく必要があるとの認識に至りました。

    平成10年度には、学識経験者、関連行政、住民団体代表者などからなる「新河岸川流域水循環マスタープラン準備会」を設置し、プラン策定過程全般について大枠の検討を行い、具体検討での重要な論点・課題を抽出するとともに、関係者の共通認識を深めることができました。

    これまでの経緯 新河岸川流域の都市化と水循環の変化

    資料

    新河岸川流域は都心部にほど近く、交通の便もよいために、高度成長期以降の人口増加が激しく、現在では約240万人が生活しています。

    人口が増えるとともに以下のような変化が生じ、水循環に影響を与えています。

    宅地や道路が増加することにより、雨の浸透出来ない面積が増えた。
    水需要が増大し、多大な上水が流域外から導水されるようになった。
    水需要の増大に伴い、生活排水が増えた。
    この他にも、様々な影響があります。

    このような都市化の影響により、新河岸川流域の水循環が変化し、様々な問題が生じています。

    ●洪水流量の増大、洪水被害の増大
    雨が地面に浸透出来なくなり、いっぺんに河川に流出することにより、洪水流量が増大しています。また、氾濫原においても宅地化が進んでいるため、洪水の被害も大きくなりがちです。

    ●普段の河川流量の減少
    自然の状況では、雨は地下に浸透した後にゆっくりと河川にしみ出します。このような経路の水が少なくなったために、普段の河川流量が少なくなってきています。下水道整備が遅れている地域では、生活排水が河川に流れるため、過去よりも普段の流量が増えている場合もあります。このような地域でも、下水道整備が進めば、普段の河川水量は減少します。

    ●河川水質の悪化
    人々の活動に利用される水は汚れます。下水道の整備が遅れている地域、下水道整備区域内でも、下水道に接続していない場合などでは、生活排水は直接河川に流出します。その結果、河川の水質は悪くなります。新河岸川の主要支川である不老川などでは、昭和58年から3年連続でBOD100ppmを超え、日本一汚い川となってしまいました。

    ●その他の問題
    そのほかにも様々な問題点が生じています。
    地下水位の低下
    親水性の喪失
    生物の生息環境の悪化 など。。。

    水循環マスタープランの目的・内容 水循環マスタープランの掲示内容

    水循環マスタープランでは、以下の項目について掲示します。

    ■流域における水循環の現状と課題
    流域の水循環の現状を把握し、問題点・課題を抽出します。
    計画の理念・基本方針(望ましい流域像)
    マスタープランの計画理念・基本方針を計画の目指す望ましい流域像という形で示します。

    ■計画の目標
    水循環の各指標(たとえば、平常時の河川流量・水質、洪水流量、湧水量・水質など)について具体的な目標値を設定します。目標とする姿がわかりやすいように示していきます。

    ■目標達成のための具体的施策
    目標達成のための施策メニューを提示し、行政・市民・企業の役割分担を明らかにします。

    ■施策の推進
    計画策定後の施策の実効性を高めるための方策を提示します。これには、流域全体での有機的な連携体制や、責任の明確化、施策実施状況の管理などが含まれます。

    水循環マスタープランの目的・内容 水循環マスタープランの位置づけ(関連計画との関係)

    資料

    水循環マスタープランとは、新河岸川流域の望ましい流域像の創出を計画の理念とし、基本方針やそれに基づいた計画目標を示し、必要となる各種背景と役割分担を提示するものです。この際、関連計画に対して積極的に提言するとともに、必要に応じて調整をはかり、反映させていくものです。

    水循環マスタープランの目的・内容 目的(望ましい流域像・望ましい生活像)

    資料

    水循環マスタープランは、流域の抱える水循環に関わる様々な問題点・課題を解決し、より健全な水循環像を創出することにより、治水・利水・環境のそれぞれの要求に対してバランスがとれ、かつ、持続的な発展を可能とする「望ましい流域像」の創出を目的としています。

    また、マスタープラン策定においては、望ましい流域像の創出により得られる「望ましい生活像」を見据えた検討を心がけました。

    水循環マスタープラン策定の背景 河川審議会答申

    資料

    治水・利水・環境にわたる水の諸問題を解決するためには、健全な水循環の構築が不可欠であるとの認識が広まり、各省庁で様々な取り組みがなされています。

    河川審議会水循環小委員会の中間報告(平成10年7月)では、国土マネージメントに水循環の視点を取り入れ、水循環を共有する圏域ごとに関係者などからなる組織を設置し、そこで総合的な水循環マスタープランの策定などを行い、河川行政のみならず関係行政との横断的な連携を取り、流域全体で健全な水循環系の形成に取り組むべきであることが唱われました。建設省の重点施策においても、同様の展開を行うものとしています。

    水循環マスタープラン策定の背景 新河岸川流域水循環マスタープラン策定開始(平成10年度)

    地図

    上記のような背景のもと、下記のような特質を持っている新河岸川流域で、流域の総合的な整備・保全・管理を目指すため、河川環境のみならず、都市環境や熱環境などの地域特性を踏まえた水循環の健全化に関する総合的なマスタープランを策定することとなり、平成10年度より検討が始められています。

    <新河岸川流域の特質>
    都市化による水環境の悪化が著しい。
    表層土壌の浸透能力が多流域に比べて高く、浸透対策が有効であることから、健全な水循環像の創出・再生の実現可能性が高い。
    従来より水循環に関する調査を行っており、他流域より優位に検討を進めやすい。

    水循環マスタープラン策定の背景 柳瀬川流域水循環マスタープラン策定開始(平成11年度)

    新河岸川流域は主要5支川で大きく分けることができ、それぞれが固有の特性を持っています。したがって、5支川の流域界による支川5ブロック+本川ブロックの合計6ブロックに分けての検討を行い、地域特性を反映したプランづくりを行うこととなりました。

    水循環マスタープランの策定は新しい試みであり、様々な点で手探りの状態にあるといえます。そこで、新河岸川の一次支川である柳瀬川流域を取り上げ、先行してプラン作成を行うこととなりました。柳瀬川流域での水循環マスタープランは以下の点を念頭に検討しました。

    ■柳瀬川流域の特性を反映したプラン作成
    ■プラン策定過程での様々なノウハウの蓄積
    ■他支川流域での検討や新河岸川全体のとりまとめにノウハウを反映させる

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